開会式
1回戦
2回戦
3回戦
閉会式

1回戦 対四国学院大学


123456789
北大 0000300003
四国学院 0010000001

(北)石山-吉本 (四)??−??

東京ドームで行われた全日本大学野球選手権大会1回戦。球場には多くのOBの方
お見えになりました。その大声援の中、チームは見事の逆転勝利!スタンドを歓喜の
渦へと導いてくれました!
以下は昭和54年卒の山崎夏生さんの観戦記です。

〜観戦記 「あっぱれでした」(1回戦・6月8日)〜

 山崎夏生@昭和54年卒です。昨夜はスタンドで肩組み合い、大泣きでした。野球ってのは
職業柄、冷静に見る習慣がついているのですが、あれほど熱中し、熱くなるとは思いもよりま
せんでした。最終回など心拍数は150、血圧は180まで上昇し(あくまで体感ですが)汗ま
で噴き出してきました。勝利の瞬間は周囲に居たすべての方々と握手し、妻とも抱き合いま
した。
 石山君は立ち上がりにやや固さが見られましたが、十分に持てる力を発揮しました。カットボ
ール系の小さな変化球のコントロールがよく、ストレートも手元での伸びが良いように見受けら
れました。打線はまさに5回のワンチャンスをきっちりとものにしました。1点リードされていまし
たが、2死走者無しから粘りに粘って四球、四球でつなぎ、9番打者の右前打で満塁。ここか
ら押し出しデッドボールで同点。2番の城嶽キャプテンは簡単に0−2(ボール表記が先)と追
い込まれましたが、ここからファウルで粘り、ついに3−2からの11球目、まさに執念でセンター
前へのポテンヒットを打ったのです。この時の応援席の盛り上がりや、筆舌に尽くし難し。
もう涙目でした。(読売新聞写真)
 この後はチャンスらしいチャンスも無かったのですが、内外野とも練習で鍛えられた堅実な守
りを見せ、ゲッツーも取りました。とても華麗とはいえませんが、本当に北大野球の原点ともいえ
る泥臭い、必死のプレーでした。結局、石山君は4安打1四球7奪三振の1失点、守りも無失
策で5回の3点を守りきりました。
  終了後に歌った「都ぞ弥生」は生涯、忘れられないでしょう。創部110年にしてようやく手に入
れた全国大会初勝利です。様々なOBの思いが込められた勝利でした。
  応援団の皆様の熱いエールにも感激でした。彼らにとっても晴れ舞台、存分にスタンドで暴れ
まわってもらえました。多くのOBの熱い声援が選手を奮い立たせたのは間違いありません。あ
の場に居て、つくづくと北大ってのは愛校心の強い大学だなぁと思いました。独立行政法人と
なった今、顧客満足度No・1大学と言っても過言ではないでしょう。
 個人的には野球は今でも大好きですが、実は辛くて苦しいことの方が多く、嬉し涙など流した
ことがありませんでした。現役諸兄には合宿や試合観戦の度についつい辛口の、時には罵倒
するような言葉も浴びせてしまいましたが、最高の結果を出してくれた今は「あっぱれ!」の一言
しかありません。残り少なくなった野球人生に、最大の勇気と元気をもらえた一夜でした。
ありがとう!

 明日は東京ドームでの第1試合9時開始です。相手は広島経済大。実力的に格上なのは否め
ませんが、なんとか3点以内の接戦に持ち込めれば大いに勝機はあると思います。千葉マリン
でのナイターが控えていますので即退散しなければなりませんが、意気揚々と引き上げたいものです。

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