2002年秋季
札幌六大学リーグ戦

第2節

いよいよ2節がスタート。

今日から3試合、会場を札幌ドームに移ります。

1節は2勝3敗といまいち乗り切れなかった北大。

はたして2節はどうなることやら・・・




第1節の結果 
リーグ戦日程
星取表と個人成績





9月16日 対酪農学園大学 2回戦

酪 農 000 000 400
北 大 000 100 110
 
打 守  名前 打安点振四犠得盗失 
1 7  高 山 3  1   
  7  源 津 2     
2 4  菊 池 53    21 
3 8  池 田 421 1  1 
4 6  名 和 3  11   
5 9  川 村 311  1  
6 3  若 林 2  1     
  H  堀 川 1     
    佐藤雅     1 
7 2  木 暮 41 1  1  
5  中 野 2      
  3  鎌 倉 211
9 D  秋 山 1   1    
  H  佐藤航 21     1 
                
  計  北 大 3593441330
     酪 農 3274251421

名 前 回 打 安 振 四 失 責
竹 内 9 38 7 2 5 0 4
北 大 竹内 木暮
酪 農 前川、川島、佐藤 − 鈴木(秀)

本塁打:


三塁打


二塁打:

池田、深須

いたいよ〜。4敗目だよ〜ん

(以下の文は宗像信夫氏によってかかれたものである)


今日の対戦相手は、北大には何故か強い酪農。

何としても勝って勢いに乗りたい。

序盤先発の
竹内はボール球が多少目立ったが、

要所?をしめて酪農打線をおさえた。

打線は酪農先発の前川に3回までパーフェクトに押さえ込まれ、

投手戦が予想された。

何としてもほしい
先取点を取ったのはわれらが北大だった。

4回2番
菊池のヒットと盗塁で1アウト二塁のチャンスに

3番主将
池田の一振りは右中間へのタイムリーツーベース。

主将の一振りで待望の先取点をゲット。さすが。

先制点をもらいゆとりが出たのか、

竹内は5、6、7回をピシャリと三者凡退。

チーム全体にいいリズムが流れ、

7回の攻撃では、7番
木暮の内野安打で1アウト1塁。

ここで
本日寝坊した、代打鎌倉。

ワイルドピッチでランナーが三塁に進んだ後、

見事にレフト前にタイムリーヒット。

しかし、2対0となり、勝ったと思った直後の8回表、

2アウトランナーなしから、内野安打、死球、ライト前ヒットで2アウト満塁。

このとき私は、4年前の出来事を思い出した。

そう、銭谷さんの打たれた逆転満塁ホームランだ。

このイヤな予感の中、連続タイムリーを打たれて4失点、

いっきに逆転されてしまった。

追う立場となった北大は8回裏、

菊池、池田の連打などで、1アウト満塁のチャンスを作り

5番
川村の義性フライで1点を返して、1点差。

9回にも
佐藤(航)がヒットで出塁して

2アウト2塁から今日あたっている
菊池が3本目のヒット!

しかし本塁には帰れず1,3塁。

最後に主将
池田がセンターフライに倒れてゲームセット。

これでわれらが北大、2勝4敗となり、かなり厳しい状況です。

残り4試合で強い北大をまた見せてくれ。

あと、鎌倉遅刻すんな!!

[ 松井監督の一言 ]



第六戦名場面集



他の試合結果

札 幌 大
学 園 大
 
学 院 大
浅 井 大 ×





9月1日 対札幌学院大学 1回戦

北 大 000 004 100
学 院 000 000 000
 
打 守  名前 打安点振四犠得盗失 
1 8  池 田 41   111
2 4  菊 池 41 11 11 
3 9  川 村 4111  1 
4 6  名 和 323  11 
5 3  鎌 倉 41       
  3  若 林
D  佐藤航 311   
  H  高 山 1       
7 2  木 暮 3    1  
8 7  石 川   
  7  源 津 3   1  
9 5  中 野 21  1    
  H  秋 山 1  1   
  5  佐藤雅
                
  計  学 院 2620441000
     北 大 3285333520

名 前 回 打 安 振 四 失 責
鈴 木 9 31 2 4 4 0 0
北 大 鈴木 木暮
学 院 谷川、佐々木、田阪 −斉藤

本塁打:


三塁打


二塁打:

川村

北大快勝!!



今日はスタメンを少し変えて試合に臨んだ。

一番驚いたのが8番のレフト
石川

って言うか石川ってだれだ?

とおもったのもつかのま、1回の裏にすぐさま交代。

どうやらテストで遅れた
源津のための起用だったらしい。

さて、試合のほうは、

両チームの投手ともすばらしいピッチングをみせ、5回まで0行進。

しかし6回に北大にビッグウェーブが訪れる。

ヒットと、四球で作った1アウト1,2塁のチャンスで

5番
川村がライトフェンス直撃の2ベースヒットで先制

さらに続くチャンスで4番
名和がセンター前タイムリーで2者生還

この後も6番DH
佐藤航太

レフト線上にぽとりと落ちるヤラシイヒットで
1点追加

いっきに
4点を奪い、さらに7回にもまたまた4番名和

きっちり義性フライをうち
5対0とし、いっきに楽勝ムード。

投げては先発の
鈴木

「今日はスピードはあまり出なかったけど、ムチャクチャ切れてました。」

と、自画自賛の2安打完封。

よっしゃ!!

このまま残り3試合全部勝とうぜ!!




[ 松井監督の一言 ]





第七戦名場面集


浅 井 大
学 園 大
 
札 幌 大
酪 農 大


9月18日 対札幌大学 2回戦

北 大 200 000 000 003
札 大 010 100 000 000
 
打 守  名前 打安点振四犠得盗失 
1 D  秋 山 411 1 0 
2 4  菊 池 4  11 11 
3 8  池 田 51    1
4 6  名 和 4  11 2 1
5 9  川 村 41221  1  
6 3  鎌 倉 5  1  1 
  R  若 林       1
      
  中 野 3   1  
  H  佐藤航 1     
  5  佐藤雅
 木 暮 41231  1  1 
9 7  高 山 4  1 1 
                
  計  札 大 35521314204
     北 大 3844961531

名 前 回 打 安 振 四 失 責
竹 内 10 40 5 13 1 2 2
北 大 竹内 木暮
札 大 大泉、蝦名、谷崎 −名和

本塁打:


三塁打

松岡

二塁打:

川村、木暮

野球は守備が命!!



札幌ドーム最終戦となる第八戦目の対戦相手は、強敵札幌大学。

ところが、応援に来てみるといきなり2点を先制している!!

どうやら5番
川村が2点タイムリーを打ったらしい。

こりゃ今日は、楽勝か?

と思いきや、OB達が応援に来たとたん打線は沈黙。

その間に、あっさり同点にされる。

同点となった4回以降は

両チームのピッチャーがすごいのか、打線がしょっぱいのか、0行進。

そのまま、延長戦へ。

そしてドラマは11回表に待ってました。

この回先頭の
池田がショートの悪送球の間に2塁まで進む。

そして続く4番
名和はセカンドゴロ。

が、今度はセカンドがファーストに悪送球をし、

この間に
池田が生還!!

なんとノーヒットで1点が入っちゃった。

なんちゅう楽な展開だ!!

そしてとどめに、8番
木暮がツーアウト二,三塁のチャンスで

左中間真っ二つのタイムリーを放ち

この回、3点を奪う。

そして、11回の裏、

先発の
竹内が3人でピシャリとしめゲームセット。

守備の大切さを知らされた試合でした



[ 松井監督の一言 ]




第八戦名場面集


浅 井 大
酪 農 大
 
学 院 大
学 園 大



9月20日 対浅井大学 2回戦

北 大 003 000 000
浅井大 010 000 000
 
打 守  名前 打安点振四犠得盗失 
1 7  早 川
H 7  源 津 22   111
H 7  高 山 2
2 4  菊 池 2  1111 1
H    古 屋 1
  4  堀 川
3 8  川 村 31 11  1
4 6  名 和 4  
5 3  鎌 倉 32111 1
R    秋 山        1
  3  若 林
6 D  佐藤航 321
H    一 島 1  1
7 2  木 暮 31  1
8 9  岡 本 4  1
9 5  中 野 1       1
H 5  佐藤雅     1
H    重 村 1  1
  5  鍵 下 11
                
  計  北 大 3192642332
     浅井大 32611231110

名 前 回 打 安 振 四 失 責
鈴 木 9 36 6 12 3 1 0
北 大 鈴木 木暮
浅井大 及川、島田 −谷藤

本塁打:


三塁打

斉藤

二塁打:

佐藤航

完全復活!鈴木12K!!しかし優勝の目が・・・。



今日の第2試合目で北海学園大が酪農大に勝ったために

北大の優勝の可能性は無くなってしまった。

その試合を目の当たりにして,ちょっとはションボリムードか?と思ったら

思い違いでした。

キャプテンの
池田が風邪でダウン。そのかわりにチームをまとめるのは

大学院試がいろんな意味で終了し,かけつけた
高山晃作

普通は「風邪で来れない池田の分まで,がんばろう」と言うところを

「池田がいなくて負けたら,あいつ調子に乗るから絶対勝とう!」

そう言い放ち,試合開始。

先発の鈴木は1回,四球を出したが,アウトを全て三振で取り,豪腕ぶりを披露。

おいおい,三振いくつ取るつもりなんだ?と思ったのもつかの間

2回,エラーで出塁したランナーを置いて,3割打者の9番・斉藤に

ライト前へ。なんとこれがライト岡本の前で軟式ボールのように跳ねてタイムリーに。

追いかける展開になった直後の3回

先頭打者の
源津がこの日2本目のセンター前ヒットで出塁。

無死満塁となって,ここで迎えるは

高山同様,大学院試が様々な意味で終わった
名和久仁三

言うなれば,今,一番旬じゃない男

結果は最悪セカンドゴロゲッツー!

1点は返したものの2死となり,チャンスは尽いえたか・・・。ところが

次世代を担う男たちのバットが炸裂!

5番,遅刻男・
鎌倉の三遊間へのしぶとい内野安打と

6番,首位打者の背番号を引き継ぐ男・佐藤航の左中間真っ二つの2ベースで逆転に成功!

名和を除いて,この回の攻撃は巨人みたいだった。

この回だけだったけどね。

先発・
鈴木は毎回奪三振で,見てて本当に安心できた。

チームの雰囲気も,時期キャプテン候補の呼び声高い(?)

坂庭が円陣の中心に立ったり,

今季初出場の鍵下が,見事初球の甘い球を,力で運びヒットを放つなどで

大盛り上がり。野球を楽しんでいるなって感じがした。

明日は,いよいよ四年目の最終戦。

4年間戦いつづけた男達の集大成を見に,是非あなたも円山球場へ。



[ 松井監督の一言 ]

”Enjoy!Baseball!”

中国語だと”愉快!棒球!”

フランス語だと”ボンジュール”


あれ?これって三段落ち!?



第九戦名場面集 その1
第九戦名場面集 その2


学 院 大
札 幌 大 ×
 
学 園 大
酪 農 大 ×


9月21日 対北海学園大学 2回戦

学園大 000 000 000
北 大 000 000 20×
 
打 守  名前 打安点振四犠得盗失 
1 7  高 山 2   1 11
2 4  菊 池 3
3 8  川 村 311   1
4 6  名 和 3  1
5 3  鎌 倉 1
H 3  池 田 211
6 D  佐藤航 1
H D  源 津 1  1
H 1  竹 内 1  1
7 2  木 暮 3  1
8 9  岡 本 32
9 5  鍵 下 3
                
  計  北 大 2642410210
     学園大 2850650010

名 前 回 打 安 振 四 失 責
竹 内 9 33 5 6 5 0 0
北 大 竹内 木暮
学園大 寺澤,北田 − 山田

本塁打:


三塁打


二塁打:

川村

2節終了。4連勝で,北大第3位!そして・・・



今日の相手は,優勝へマジック1の北海学園大。

かたや北大は優勝の可能性が無くなり

「目の前での胴上げをなんとか阻止しよう」と考えているのかなぁと思ったら

またまた思い違いでした。

実に強く,かつ楽しんで自分達の野球をしていました。

6回まで岡本のヒット以外,ほぼパーフェクトに抑え込まれて迎えたラッキー7

先頭打者の
高山が四球で出て

強肩の捕手・山田からすかさず盗塁!メンタル強し!

2番
菊池が,いいつなぎのセカンドゴロ。この間に高山は三塁へ。

ここで迎えるはチャンスに強い3番・エロガッパ川村

打球はセンターへ!よし犠牲フライか?と思ったら

以外に打球は伸び,名手・斎藤暁も届かぬセンターオーバーのタイムリー2塁打に!

前日まで流れがなかった4番・
名和くん

ここでも,バットを折り,三球勝負で三振し,やはり流れなし。

2死となり,迎えるは5番・池田キャプテン

普段は大いに期待が持てるが

なんとこの日,37度5分の高熱で

途中からの出場だった。しかもファーストで。

見ていても顔色悪いし,無理すんなと思っていたら

その心配もまた筋違いでした。

打球は一閃!二遊間を抜けていった!

一年の時からチームの大黒柱だった男の本領を見た。

川村がホームを踏み,迎えるは6番・DHの源津・・・かと思いきや

今日で最後かもしれない松井采配の奇策中の奇策!

なんとベンチから出てきたのは背番号18!我等がエース竹内

なにぃ?DH解除だとぉ?

結果はあえなく空振り三振。だけどやっぱり一番振れてた。

竹内は本業の投げる方では毎回のようにランナーは出すものの

バックの堅い守り,特に,相手のスタンドから

「カギ〜!そこ守ってていいのか?カギ〜」

と野次られ続けて,ひより気味だった鍵下のいい中継プレーもあり

「魔の学園戦の終盤」も無事に乗り切り,見事完封勝利。すばらしい!

相手の声は相変わらず,すごかったが

今日の北大はそれに劣らず,声が出たいたし一体感があった。

最後のバッターをPゴロゲッツーでしとめて

試合終了!神宮戦士と呼ばれた奴等の戦いは終わった。

思えば春期リーグで優勝し,今季はさぞプレッシャーがかかったことだろう。

今季優勝争いをした札幌学院にしろ北海学園にしろ

現在の4年目は昔からのチームの主力であるケースが多かった。

そんな他校と戦い,1節は十分に力を発揮できなかったのかもしれない。

しかし持ち直して,2節・4連勝で4勝1敗。

見事に3位に食い込んだ。

19年振りの神宮球場へと導いた4年目達と松井監督。

彼らの業績はいつまでも北大硬式野球部史に残ることだろう。




6年もの間,選手・監督として北大硬式野球部に在籍し偉大な足跡とイズムを残した

松井監督




文武両道とはこのこと!その4年間で新しい風を野球部に吹き込んだ。

外野手・岡本悠太




自他共に認める北大いや札六のエース!その咆哮は札六の空に響きわたった。

投手・竹内修平




不動の4番は顔はイケメン,体は鋼の筋肉!なんでやねん?なんででしょう。

遊撃手・名和久仁三




その声はチームを時に激励し,時に勇気を与えた!チームの屋台骨である主務を勤めあげた。

内野手・岡田悠




最初はバットに振らされていたのが今じゃ力で打球を運ぶ!笑顔の下の努力人。

内野手・副キャプテン・鍵下恵太




打ったヒットはナイスショット!走・攻・酒,理想の一番像を体現した。

外野手・副キャプテン・高山晃作




野球においてソフトもハードも全て兼ねそろえ,それをチームに浸透させた男。

外野手・キャプテン・池田俊彦




おつかれさま。そしてありがとう!最後にみなさん本当に

おっさんさんでした!



[ 松井監督の一言 ]

終わっちゃいましたぁ☆ みたいな〜


第十戦名場面集 その1
第十戦名場面集 その2
第十戦名場面集 その3
第十戦名場面集 その4
第十戦名場面集 その5
第十戦名場面集 その6


学 院 大
酪 農 大 ×
 
札 幌 大
浅 井 大 ×



※優勝決定戦を制した北海学園大学が北海道東北地区王座決定戦に出場


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